北朝鮮進出の外国企業351社…扉を開いたお金の力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.19 11:19
#1.米国人グラフィックデザイナーのジョシュ・トーマスさん(28)は2013年4月6-14日、北朝鮮平壌(ピョンヤン)で自分だけの「ビールツアー」をした。ビール愛好家のトーマスさんが英国人が設立した北朝鮮専門旅行会社「ヤングパイオニアツアー(Young Pioneer Tours)」に依頼して作られた旅行だ。トーマスさんは当時、中央日報のインタビューで、「他でもなく北朝鮮でビールツアーができるとは、私の長い間の夢がかなった」とし、平壌市内の大同江(テドンガン)ビール醸造場、楽園百貨店、羊角島(ヤンガクド)国際ホテルで飲んだビールの味は韓国のビールより多様で優れていたと伝えた。金日成(キム・イルソン)大学を卒業し、自らを「ミス・ユ(Miss Yoo)」とのみ明らかにした女性が、トーマスさんのすべての日程に同行した。トーマスさんは「ミス・ユは快活で自信に満ちていた」とし「金日成のバッジをつけているという点のほかはソウルの若い女性と変わらなかった」と話した。
#2.1997年11月5日、北朝鮮平壌の羊角島国際ホテル。ドイツ運送専門会社DHLの平壌事務所開所式が行われた。DHLは北朝鮮朝鮮貿易運送会社(KFTC)と契約し、平壌・元山(ウォンサン)・南浦(ナムポ)・咸興(ハムフン)で運送サービスを担当している。北朝鮮サッカーチームが外国チームと親善競技を行う際、スポンサーとして登場したりもする。慶南大極東問題研究所が1月末、「北朝鮮での事業」をテーマに開いた国際学術会議で、ジェームス・ミンDHL常務は「北の専門家もスウェーデン・ドイツ・中国・シンガポールなどで教育を受けるなど、国際基準に追いつこうと努力している」と伝えた。