慰安婦の碑に代わり少女像を提案、歴史を呼び起こした彫刻家=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.26 09:24
しかし彫刻作業は容易ではなかった。体よりも心が苦しかったという。キム・ウンソン氏は、「作業に集中するほどその当時少女だった女性の苦痛がそのまま頭の中に入ってきた。とても腹が立ち悪口が自然に飛び出したりもした」と話した。彫刻家の感情は作品にそのまま反映された。デザイン草案では両手をつつましく合わせていた少女像は、握りしめたこぶしをひざに置いた姿勢に変わった。キム・ソギョン氏は、「当時日本側が少女像の設置に反対しているというニュースを聞いてとても腹が立ちこぶしを握った姿に変えた」と明らかにした。
少女像の制作には娘のソフンさん(11)のアイデアも盛り込まれた。キム・ウンソン氏は、「銅像の影をおばあさんの姿で形象化したが、それは当時妻と話を交わしている間にソフンがアイデアを出し採択したもの」と説明した。