米朝交渉はせず…北朝鮮外務省関係者が欧州で1.5トラック接触
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.29 14:32
米朝非核化に向けた実務交渉がなかなか進展していない中、北朝鮮の外務省当局者が今月に入り、2度にわたって欧州を訪れ、米国側の要人と接触したことが確認された。マイク・ポンペオ米国務長官は19日(現地時間)、メキシコを訪問中「今後10日内に北朝鮮と高官級会談の開催を期待している」と明らかにした。だが、28日までも高官級交渉はもちろん、実務交渉の日程が決まらなかった。北朝鮮が当局間公式交渉は避けながらも米国側民間要人とは接触し、自身たちの意向を伝えて米側の気流を探知する場外神経戦を繰り広げていると見られる。
複数の外交関係者はこの日「今月第2週目と第3週目に相次ぎ北朝鮮外務省関係者がそれぞれフィンランドとオーストリアを訪問し、米側要人と会議をした」として「形式的には民間専門家たちが参加する2トラック性格の会議だったが、北朝鮮は当局者が参加して1.5トラック会議になった」と話した。