<Mr.ミリタリー>米朝関係の悪化で再び3月危機説も(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.31 11:54
24日、ポンペオ米国務長官が手紙1枚を受けた。北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長が送ったものだった。手紙には「米国が朝鮮戦争の終戦に署名しなければ(北朝鮮)非核化対話は壊れる(may fall apart)」という脅迫性の言葉が書かれていた。4回目の北朝鮮訪問を控えたポンペオ長官はトランプ米大統領に報告した。報告を受けたトランプ大統領はポンペオ長官の北朝鮮訪問を直ちに中止した。数日後、マティス米国防長官は一時中断していた韓米合同軍事演習を「もう中断しない」と発表した。
ポンペオ長官の訪朝中止で開城(ケソン)南北連絡事務所の開設、中国の習近平国家主席の9月9日(北朝鮮政権樹立日)訪朝、第2回米朝首脳会談、さらに9月の南北首脳会談までも影響を受けることになった。もし北朝鮮が米国の強硬姿勢にもかかわらず非核化措置に呼応しなければ、今後、北朝鮮非核化の終着駅は不透明になる。昨年秋の対北朝鮮軍事制裁の雰囲気に戻る可能性もある。その場合、昨年より深刻な韓半島(朝鮮半島)安保危機が訪れるかもしれない。もちろん北朝鮮が非核化のための核兵器および核物質の保有量と位置、重要な核施設、核兵器プログラムとその間の核活動など核リストを公開すれば事情は変わる。