<北朝鮮4次核実験>疑問点6つ…(2)なぜ事前に感知できなかったのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.08 11:41
李炳浩(イ・ビョンホ)国家情報院長は6日晩の国会情報委員会緊急懸案報告で、北朝鮮の水爆実験を事前に感知していたかという質問に対し「感知できなかった」と答えた。韓民求(ハン・ミング)国防部長官も7日の国会国防委懸案報告で「(水爆実験後の)6日午前11時過ぎに知った」と述べた。匿名を求めた国防部の当局者は「爆発実験の10分前まで核施設付近の北の動きは日常的だった」とし「完全に奇襲だった」と話した。
なぜ事前に兆候を感知できなかったのか。「我々の監視時間を避けて北が実験を準備した可能性はあるのか」(セヌリ党の韓起鎬議員)という質問に対し、韓長官は「そういうもの(人工衛星、偵察機)を避けて活動をしたと推定する」と答えた。人工衛星や偵察機が北朝鮮地域の上空を抜けた時間を選んで北朝鮮が隠密に準備したということだ。北朝鮮が地下の深いところで実験を準備した可能性もある。「事前に感知できなかったのは坑道の深く入ったところで隠密に準備したためか」(セヌリ党の黄震夏議員)という質問に対し、韓長官は「間けつ的に人員や車両の往来があったが、核実験の兆候とは判断されなかった」と答えた。過去3回の核実験では直前に北朝鮮が人員や車両を最小化して現場から避難させたため、兆候が感知された。