韓国「金養建を出せ」北朝鮮「局長級で」…深夜まで続いた実務接触(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.10 08:54
双方はこの日午前に全体会議を行い、午後2時から統一部の千海成(チョン・ヘソン)政策室長と北朝鮮祖国平和統一委員会の金聖恵(キム・ソンヘ)部長の首席代表接触に会談形態を切り替えながら突破口を用意していこうとした。彼らはソウルと平壌(ピョンヤン)に随時相手側の立場を伝え指針を受け調整を進めた。1回目の首席代表接触は1時間ほどかかったが、その後2回目から6回目までは首席代表接触がそれぞれ20分、25分、40分、15分、15分ずつ減った。これに対し次の首席代表接触まで指針を待つ間隔は長くて2時間、通常1時間以上ずつかかり時間が長くなった。それだけソウルと平壌も互いの提案をめぐり切迫して熟考を繰り返したという話だ。
統一部当局者は、「われわれの立場があちらに行き来し、あちらの立場がまた行き来する会議だった。一方が投げかけたものをすぐに受け入れる会議ではなかった」と伝えた。