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【社説】このまま「光復100年、分断100年」を迎えることはできない(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.17 16:38
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朴大統領は国内の状況について改革と「経済回復」の意志を見せた。いま韓国経済は総体的な難局だ。二極化と高齢化で成長エンジンが消え、長期不況が続く中、青年の失業は危険レベルを超えた。社会が多元化し、各界各層の利害関係が複雑になり、これといった解決方法を探すのが難しくなっている。これに反比例して政府は危機管理にいつも無能さを露出し、政界は票ばかり意識する利益集団に変質している。産業化と民主化の模範だった大韓民国が南米のように退行国家に転落する懸念が現実化しているのだ。

もう大韓民国は過去とは違う成功方式を見いださなければいけない。過去70年間の金科玉条だった先進国追跡の代わりに、変化した環境に適切な新しい道を探す創意的なリーダーシップが求められる。何よりも朴大統領と政府は公共・労働・金融・教育の4大改革を執拗に推進し、完成させなければいけない。また北朝鮮に対しては確固たる原則と柔軟な対応で関係改善の綱を手放さず、状況を主導していく必要がある。南北高官級会談を今後も推進する一方、9・2中国戦勝節行事、米中、韓米首脳会談など下半期の外交イベントを積極的に活用し、南北対話のテコとしなければならないだろう。

 
韓国国民も考えを新たにするべきだ。南北関係と韓日関係は国民の支持なしには一歩も進むのが難しい。北朝鮮・日本との関係を悪化させる要素を浮き彫りにする代わりに、出口を開いて相手の態度変化を誘導する現実感覚がいつよりも求められる。

光復70年が再建と中興の歴史だったなら、今後70年は統一と繁栄の歴史にならなければいけない。統一こそ南北8000万人の国民が真の光復を迎える道だ。我々が世代・地域・階層の葛藤を解消し、北朝鮮に持続的に手を差し出せば、その道ははるかに繰り上がることもある。光復70年を、半分の光復から完全な光復を実現し、大韓民国が統一韓国、魅力の国に進む元年と定めなければならない。少なくとも「光復100年、分断100年」をこのまま迎えることはできない。


【社説】このまま「光復100年、分断100年」を迎えることはできない(1)

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