韓国統一部長官「韓国への戦術核再配備、現実的に不可能」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.18 15:04
韓国の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は18日、「冷静に見た時、北朝鮮が核兵器を断念する可能性は極めて低いと考える」と明らかにした。趙氏はこの日、駐韓中国大使館と韓中次世代リーダーフォーラム・21世紀韓中交流協会の主催で開かれた「第1回韓中高位指導者アカデミー」の講演で、「遠回しに表現して極めて低いと言うものの、現在としては北朝鮮が核兵器を断念する可能性は事実上ないといっても間違いではないほど(北朝鮮は)核兵器を生命線と考えている」と、このように述べた。
趙氏は北朝鮮の核能力に関連して「専門家は(核兵器の完成までに) あと2年かかると予想している」としつつも「来年までに目標に到達する可能性もある」と評価した。6回にわたる核実験で核弾頭を小型化して水素爆弾の開発に近づき、大陸間弾道ミサイル(ICBM)・中距離弾道ミサイル(IRBM)・潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などの開発が加速しているということだ。