大宇造船のあちこちに「苦痛の分担から見せよう」社内誌(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.31 09:13
大宇造船はこの1年6カ月間、人材縮小や不動産売却などの自救努力をしている。2015年1万3000人余り(事務職+生産職)だった職員のうち3100人余りが先月末までに構造調整された。同期間、協力業者は180社(職員3万8000人余り)で137社(2万1000人余り)に減った。残った職員も苦しいのは同じだ。役職員は月給10~30%を自主的に返却し、循環無給休職、学資金などの福利厚生費支給中断などの苦境を経験した。ある事務職職員は「私たちもいつ会社を辞めなければならないか分からず不安だ」と話した。イム・ソンイル労組政策企画室長は「組合員は平均1400万~2000万ウォン程度賃金が減った。生計に困り、代行運転手など『副業』をする場合も増えた」と話した。
これが終わりではない。政府は今回の支援条件として全職員の賃金10%返却を含む総額人件費の25%縮小(2016年対比)を要求している状態だ。会社はもちろん労組もこの要求を肯定的に検討している。ソウル中区(チュング)の本社社屋をはじめとしてソウル地域の不動産はほとんど売却した。巨済では社員寮・社宅まで売りに出した。巨済玉浦洞寮(5棟466世代・未婚職員)、社宅(10棟・304世代・既婚)、玉林洞(オンニムドン)社宅兼寮(28棟1298世代)が対象だ。寮は1人当り毎月3万ウォン、社宅は23坪基準で保証金1000万ウォン余りに管理費20万ウォン程度で職員が利用している。寮などが売却される場合、そこに住んでいた職員に対する支援方案などはまだ決まっていない。寮に住んでいるある職員は「今は安い家賃で住んでいるが売却されれば費用も増えると思うから心配が大きい」と話した。