大宇造船に2兆8000億ウォン支援…更生に向け山越えまた山(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.11 10:26
大宇(デウ)造船海洋が大株主である産業銀行(産銀)と最大債権銀行である輸出入銀行(輸銀)から計2兆8000億ウォン(約2568億円、産銀1兆8000億ウォン/輸銀1兆ウォン)の資本拡充を受ける。これに先立ち産銀は大宇造船の持分(49.7%)の一部を消却し、残りは10対1の割合で減資を断行する。産銀は10日このような内容を盛り込んだ大宇造船海洋財務構造改善案を発表した。ただし、これは来週の産銀理事会議決前までに大宇造船労組がストライキを禁止や人材構造調整などを盛り込んだ苦痛分担に関する確約書に同意してこそ執行される。
今回の案は資本蚕食解消を通じて上場廃止の危機から抜け出すと同時に受注競争力を強化するための措置だ。ことしの新規受注が見通しの10%にとどまったうえ、上半期1兆ウォン以上の赤字を出して完全資本蚕食に陥るほど財務構造が悪化したためだ。