チョコパイが消えた開城、ソーセージ・スティックコーヒーが人気(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.25 15:57
開城工業団地は北朝鮮住民の電力供給源でもある。対北朝鮮戦略物資と見なされて厳格に禁止された電気を北朝鮮に与えるとはどういうことなのか。工業団地の勤労者が出勤時に持ってくるバッテリー型充電器のために可能だ。朝に工場に到着すると、まず最初にコンセントにこの充電器を差し込む。退勤時に持ち帰り、電灯もつけ、テレビを視聴するのに使う。誰もが充電するため過熱し、火災事故もよく発生するという。今では専用コンセントまで用意している企業が増えているという。まさに開城工業団地の勤労者だけが享受できる特典といえる。
勤労者の出退勤には約280台の工業団地管理委のバスが動員される。ソウルで運行されていた市内バスを中古で導入したものだ。北側住民の間では「力強く故障がない車」という噂が広まっている。工業団地内の託児所には1歳未満の乳児が約600人いる。最近は2台の最新型韓国製バスが提供され、話題になった。ここの託児所には韓国の民間団体が支援する粉ミルク・おむつなどが提供される。