【噴水台】押しのけケガして食い散らかすのが文化の祭典か=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.08 14:00
円盤型の宇宙船が林の中にそっと着地したようだ。楕円形の内部に入ると結構広い。底の小さい穴から水がゆっくり湧いて水滴になり、水滴が合わさって低いところへそれぞれ違った姿で流れていく。履き物を脱がなければならず、騒いではならず、水滴を触ったり踏んでもいけない。コンセプトは存在自らの祝福と生きている全てのものへの感謝。恐る恐る歩いて水滴の動きに全神経を集中させることになる。40分ほどいて出てきたのだが、なぜか聖堂や寺に行ってきたような感じだ。
日本西南部にある香川県の小さな島、豊島にある豊島美術館は『母型』というこの作品がまさに美術館そのもの。人口1000人の豊島は、1990年に多発した産業廃棄物投棄事件のために“ゴミ島”のらく印を押された。島を生き返らせたのは徹底した環境親和政策と芸術だった。美術館は女性アーティスト内藤礼(52)と建築家の西沢立衛(47)が手掛けた。2010年の開館以来、国内外の観覧客が年中絶えない。