まず内需拡大のために政府の役割が大きくならなければならない。政府が今まで新再生エネルギー普及のために補助金政策を展開した結果、韓国は太陽光発電能力世界１２位という成果を成し遂げた。しかしさらに高い成果を成し遂げるには政策転換が必要だ。政府が高速道路を建設すれば民間が自動車を作るように企業活動の基盤になるインフラ構築に努力しなければならない。資源調査、モニタリング、実証・モデル事業などだ。企業がこれを基に「良い品質の安い製品」を出して消費拡大に連結させる好循環構造を作るために努力しなければならない。

新再生エネルギーを輸出産業に育成する戦略も必要だ。研究開発とモデル事業拡大で代表的な国産製品を開発しなければならない。成長率が高いが太陽光や風力に比べて市場開拓度が低い太陽熱発電を積極支援するのも一つの踏み台になるだろう。１日平均日照時間が６時間以上で、韓国の２倍を超えるサンベルト地域に実証・モデル事業を推進して、この実績を基に輸出販路を開けば成功する可能性が大きい。資源が豊富な国で現金の代わりに資源開発権を受けたり、火力発電と太陽熱発電をパッケージでまとめるなど、多様な輸出方式を導入する必要もある。

これまでの努力で新再生エネルギー普及拡大のための基礎土台は用意された。この市場をより一層広げるために必要なことは新規市場に対応する素早い推進力だ。新再生エネルギーを未来の核心的な成長動力に育てるための政府と民間の積極的な支援と投資が切実だ。

ホ・チュンスエネルギー管理公団理事長


【コラム】新再生エネルギー「ビックバ鎃」１０年以内に来る（１）