【事件追跡】なぜ妓生・明月の生殖器が国立科学捜査研に?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.25 08:45
19日、ソウル陽川区信月洞(ヤンチョング・シンウォルドン)の国立科学捜査研究所(以下、国科捜)。特殊解剖検査室には白い大型保管装備が封印されたまま置かれていた。施錠を解いて開けると、70代の男性の頭部と30代の女性の身体の一部があった。ホルマリンで満たされた大きなガラス容器に入った男性の頭部は両ほおの下の肉が剥がれていた。歯はしっかりとしていた。頭部には糸で縫った部分が見えた。解剖検査をした痕跡だ。
18日、ソウル中央地裁には国科捜に保管中の身体の一部を廃棄すべきだという訴状が提出された。訴訟を起こした京畿道南揚州市(キョンギド・ナムヤンジュシ)奉先寺のヘウォン僧侶は「国科捜に保管された身体の一部は白白教教祖の頭と明月(ミョンウォル)という妓生の生殖器と知られている」と述べた。ヘウォン僧侶は「人体標本を作って保管するのは公益や医学的な観点で妥当な理由がある場合に限って行われるべきだが、これら標本は男性的な視点や性的な好奇心から作られた」と主張した。