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「脳+コンピュータ」の人工知能時代は来るのか…テスラの挑戦

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.29 17:12
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29日に公開された映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』で主人公の少佐(スカーレット・ヨハンソン扮、原作では草薙素子少佐)は脳の一部と脊髄を除く身体のほとんどが機械でできているサイボーグだ。彼女のうなじには接続端子が4つある。ここにコードを挿せば人間はコンピュータの一部となり、コンピュータも人間の一部になる。

脳とコンピュータが情報をやりとりするこの映画の内容をテスラモータース最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏が実現しようと動き出した。米国経済紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はマスク氏が「ニューラルリンク(Nueralink)」という会社を設立したと27日(現地時間)、報じた。同社は昨年7月、米国カリフォルニア州政府から「医学研究」業種での許可も受けた。電気自動車の量産に続いて民間宇宙旅行、火星植民地開拓を試みるマスク氏が今度は「脳とコンピュータが結合した世界」に向かって走り出している。

 
ニューラルリンクは脳とコンピュータをつなぐシステム「ニューラル・レース(neural lace)」という技術に注目している。液体状のニューラル・レースを脳に注入すると、特定部位で液体が最大30倍の大きさの網目のように広がる技術だ。脳細胞の間を埋めたこの網は電気信号・刺激を感知する。脳に一種の人工知能(AI)コンピュータを植えるという発想の始まりといえる。

ニューラル・レースはハーバード大化学および化学生物学科の研究チームが2015年に世界的な学術誌『ネイチャーナノテクノロジー』に発表した論文で実際に実現した。キム・デシクKAIST(韓国科学技術院)電気および電子工学部教授は「研究チームの論文は従来の脳信号の感知技術を改善して脳全体で発生するすべての信号を同時に認知することも可能なことを理論的に示した」と話した。マスク氏もこの論文からインスピレーションを受けてニューラルリンクを設立した。昨年、米国のVOXメディアが主催した「コードカンファレンス」で、マスク氏はAI対策としてニューラル・レースを提示した。マスク氏は「AIが人間より賢くなれば、人間はAIが指示する通りに動く『飼い猫(house cat)』になる」としながら「ニューラル・レースを頭脳に挿入すれば人間がAIに支配されずに共生することができる」と話した。

ニューラル・レース・プロジェクトは2015年マスク氏が設立した「オープンAI」の流れを汲んでいる。オープンAIはマスク氏がPayPal(ペイパル)創業者のピーター・ティール氏やLinkedInのリード・ホフマン会長などと共同で設立した非営利AI研究機関だ。情報技術(IT)ニュースサイト「Re/code(リコード)」によると、オープンAIは(人間の言語を使わないで) AI同士がコミュニケーションを取る実験を成功させた。ロボットが互いに意見をやりとりして任務を遂行できるという事実を確認したといえる。オープンAIとニューラル・レースは「人間とAIの共生」という観点で一脈相通じる。ニューラルリンクの当面の目標は脳疾患問題の解決だ。てんかんやうつ病など、慢性脳疾患を治療できる脳挿入物質がニューラルリンクの最初の製品になると外信は予想している。さらに、ニューラルリンクは『ゴースト・イン・ザ・シェル』のようにコンピュータと脳をつないで人間が欲しい情報を脳に入力するという目標も提示した。もしニューラルリンクの技術が成功すれば、認知力や思考力など特定の機能を向上させる「脳の美容整形手術」が可能になるとも言われている。

もちろん前途は遠い。ひとまず脳の特定部位がどのように反応するのかまだ完全に解明されていない。ある電気信号が特定の場所で発生するということがようやく分かってきた水準で、「脳のコンピュータ化」は空想科学に過ぎない。また、電気刺激を「読む」ことと「使う」ことは全く違う問題だ。ニューラル・レースは欲しい電気刺激を脳に伝えることはできない。したがって、研究チームの論文のように、電気刺激を容易に認知する技術が発展しても、病気の治療にはすぐに取り入れることは難しい。

脳工学界のある専門家は「現在の技術が外国人1人の言語を録音する水準なら、ハーバード大研究陣は100人の外国語を録音できる水準に引き上げたようなものだ。ただし、この外国語がいったい何を意味するのか、人類はまだ理解できていない」と比喩した。だが、長く見ればマスク氏の夢が不可能なものであるとばかりは言えない。自然の法則を破ったり物理的に不可能なことではないためだ。ただし、脳科学が急進的に発達するとの仮定の下でも、30年以上はかかるだろうという見方が支配的だ。

韓国脳研究院脳疾患研究部のチェ・ヨンシク部長は「マスク氏が電気自動車を大量生産するといった時は誰も信じなかったが現実になった。各地で進められている脳科学研究を効果的に結合すれば、意外と早いうちに新世界が開かれることになるかもしれない」と話した。映画『マトリックス』のように、脳にマニュアルプログラムを接続すれば、ヘリコプターに初めて乗った人でもヘリコプター操縦法をすぐに習得する世の中が到来するかもしれないという意味だ。

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