「電子・自動車・船舶作ってこそ大きい会社という認識を変えなければ」=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.03.13 18:44
韓国経済が「L字型不況」から抜け出し、U字型、V字型反騰を作り出すことができるだろうか。目の前の状況は悲観的だ。4月危機説、7月危機説が相次いで広がり、危機感が高まっている。危機説の震源地は大宇(テウ)造船海洋だ。大宇造船は4月に4400億ウォン(約440億5600万円)、7月23日に3000億ウォン、11月に2000億ウォンの会社債満期が到来する。来月から今年中にも1兆ウォンに迫る会社債を返済しなければならない。
10日、世界3大格付け会社のムーディーズは、韓国経済が今年2%成長にとどまるものと見通した。1350兆ウォン規模の家計負債や遅々と進まない限界業種の構造調整、ユーロゾーン危機など海外からの変数のためだ。ムーディーズの展望が現実化すれば、2009年(0.7%)以降8年で最悪の成長率となる。韓国統計庁によれば、韓国経済は2011年8月を頂点に5年7カ月連続で持続的な下降局面に陥る。