【中央時評】太平洋の道vsアジアの道(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.16 10:50
TPP合意は単純な経済協定ではない。米国が日本とともに経済を超え東アジアの安全保障を主導できる協定だ。オバマ米大統領は「中国のような国に経済秩序のルールを作らせることはできない」と述べた。日本の安倍首相はさらに一歩踏み込んだ。「経済的利益を超越したTPPの戦略的価値は“驚くべきもの”(awesome)」と話した。TPP参加をためらってきた韓国にはこの言葉は驚嘆でなく脅威に聞こえる。
南シナ海での「航行と飛行の自由」の問題もやはり変わらない。経済関係はもちろん統一と安保の観点から比重がますます大きくなっている中国との関係で見る時、米国側に明確に肩入れするのは容易でない。結局米国の肩を持ってはいるが、韓国の「対中傾斜」を疑っている米国と日本の不快感は相変わらずのようだ。