【時論】『アベンジャーズ2』はソウルが格好良く映っていなかった?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.15 09:51
『アベンジャーズ2』チームが中国の歴代外国映画史上最大の収益をあげた『トランスフォーマー4』の中国行きを真似ず、ドバイのブルジュ・ハリファのような大層なランドマークもなく世界映画市場の5位にも入ることのできない韓国に来た理由は何だろうか?単に2億5000万ドル製作費の2%にもならない30億ウォン余りの支援金が惜しくて来たのだろうか。『アベンジャーズ2』のジョス・ウィードン監督は遺伝工学が発達した国家であり先端都市のイメージを持っているという点を上げた。今回得た最も大きな効果は韓国に対するイメージの変身であろう。
数年前、釜山(プサン)国際映画祭の時に民間防衛訓練のサイレンを聞いて戦争が起きたと思ってどうしていいか分からなかった外国人を思い出す。このように外国人にとって韓国のイメージは常に戦争の危険が隠れた国と認識されてきた。そのイメージが観光産業の最も大きな障害物でもあった。外国人にはハリウッドで映画を撮りにきたという点だけでも韓国が安全だというイメージを与えるのに充分だっただろう。そのような国家イメージの変身のために30億ウォン余りと数日間の不便が惜しいだろうか。