映画『アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン』（以下、『アベンジャーズ２』）の有効期間は１週間で終わるのか。公開から２週目に入り、観客数が大きく減少している。

２９日の映画振興委員会の映画館入場券統合電算網の集計によると、『アベンジャーズ２』は２８日、観客２５万６２０４人を動員した。２７日の２９万５１３４人に続き、２日連続で観客が急減した。これで累積観客数は３９９万５９２３人となった。

ボックスオフィス１位を守ったが、公開第１週の平日のスコアに比べ、一日の観客数が半分以上も減った。公開第１週の平日の２３日、『アベンジャーズ２』は６２万２１８０人の観客を集めた。公開前から前売り率が９８％に迫り、歴代外国映画ボックスオフィス平日最高オープニング（６２万人）記録を更新し、最短期間で１００万人（２日）、２００万人（３日）、３００万人（４日）を超え、歴代外国映画記録を塗り替えた勢いは確実に弱まった。

映画を見た観客の間で「マーベルマニアでなければ理解しにくい内容」といううわさが広まったのが観客減少の原因として作用したという分析だ。さらに主演俳優のインタビューが批判を招き、マイナスの世論を形成した。クリス・エヴァンスとジェレミー・レナーがあるインタビューで、ブラック・ウィドウ（スカーレット・ヨハンソン）に向かって「尻軽」「売春婦」と発言し、女性侮蔑という声が高まった。その後、クリス・エヴァンスが「幼稚で不快感を与える言葉でファンを怒らせた。後悔していて、心よりお詫びする」と謝罪したが、批判は続いた。

最近のインタビューでもクリス・エヴァンスには反省の兆しが見られず、女性リポーターにセクハラ的な発言をし、物議をかもした。アベンジャーズのキャラクターのイメージでネイルアートをした女性リポーターの指について話しながら、キャプテン・アメリカのイメージが描かれた中指について、「この指では楽しいことができる」でセクハラに近い発言をした。スーパーヒーローに対する期待が大きかった国内のファンは失望を隠せずにいる。

一方、ボックスオフィス２位は１万６８１１人を動員した『長寿商会』だった。観客１万６４４１人の『ワイルドスピード７』は一つ落ちた３位となった。『アベンジャーズ２』と同じ日に公開された韓国映画『薬売り』は観客５０２４人で４位と孤軍奮闘している。