造船・海運不良の責任大きいのに…産業銀行、従業員増え店舗管理費も増加=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.09 09:02
構造調整の対象になった造船業界もモラルハザードが度を超えたとの指摘を受けている。現代重工業労組は4日に「2016年賃金団体交渉出征式」を開き、基本給9万6712ウォン(約8863円)の引き上げを要求した。号俸昇級分を含め合計6.3%(11万9712ウォン)引き上げるよう主張した。基本給250%に相当する成果給も保障し、職務環境手当てを高めろという案も含まれた。
深刻な「受注の崖」で負債に苦しむ現代重工業は事務職課長級以上を対象に希望退職を進めている。先月29日には役員の25%に当たる60人余りが会社を去ることになった。こうした状況で労組の要求は「駄々をこねる水準」というのが会社側の主張だ。会社関係者は「細部項目は対外秘だが労使協力室でコストを算出した結果、労組の要求をすべて受け入れる場合には年間4000億ウォンほどの追加費用が発生する。昨年1人当たり平均給与額が同種業界最高水準の7826万ウォンなのに過度な主張をしている」と主張した。