【コラム】不確実性の時代=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.28 11:30
米証券市場のS&P500指数がついに2000ドル台を行き来し始めた。2000年代初期のドットコムブーム当時にも、2008年の金融危機直前の超大型バブル経済当時にも1600ドルを超えられなかった指数は2013年3月に2007年の最高値を超え、いまでは全人未踏の境地を踏み出しているのだ。
株価指数だけ見れば米国は建国以来最高の好況だが、米国民の反応はいまいちだ。まず“普通の人たち”の立場では当然のことだ。景気が回復したとはいうが賃金は上がらず、まともな雇用が作られず、多くの人が仕方なく時間制で仕事をしており、多くの地域では住宅価格もまだ金融危機前の水準を回復できていないためだ。