激しいＰＫ戦の末、“鷲”が“コウノトリ“より高く飛んだ。ＦＣソウルのＧＫユ・サンフン（２５）はＰＫ戦１～３番キッカーのキックを相次いで止める素晴らしいファインプレーで勝利を導いた。“鷲”のチェ・ヨンス監督（４１）が率いるＦＣソウルは２７日、ソウルワールドカップ（Ｗ杯）スタジアムで開かれたアジアサッカー連盟（ＡＦＣ）チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）準々決勝ホーム第２戦でＰＫ戦の末“コウノトリ”黄善洪（ファン・ソンホン）監督が率いる浦項スティーラーズを退けてベスト４にをつかんだ。

今月２０日、浦項（ポハン）で開かれた準々決勝第１戦で０－０の引き分けだった両チームは同日の第２戦前後半でも９０分間０－０の引き分けで延長戦に突入した。延長前後半３０分もゴールは一つも決まらなかった。

結局両チームは２試合連続で激しい接戦を繰り広げたが勝負をつけることはできず、ＰＫ戦に突入した。ソウルはＰＫ戦で３－０で勝った。ソウルのＧＫユ・サンフンが浦項の１～３番キッカーのファン・ジス、金在成（キム・ジェソン）、パク・ヒチョルのキックを相次いで止めた。ＰＫ戦ではなかなか見られない場面だった。ユ・サンフンは左側と右側、低めと高めの区別なく情熱を傾けた鉄壁の防御を見せた。

東西アジアを区分して行った昨年とは違い、ＡＦＣチャンピオンズリーグは今年から準決勝まで東西に分かれて試合を行う。ソウルはウェスタン・シドニー（オーストラリア）と９月１７日と１０月１日にホーム・アンド・アウェーで準決勝を戦う。大会優勝チームには賞金１５０万ドルと１２月にモロッコで開かれる国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）クラブワールドカップ出場権が与えられる。

ＫリーグはＡＦＣチャンピオンズリーグが新しくスタートした２００４年以降過去５年連続決勝に進出し、浦項（２００９年）・城南（ソンナム、２０１０）・蔚山（ウルサン、２０１２）がそれぞれトップに立った。