「ソウルに勝ったことで自信を持ちたい」

風間八宏監督の表情は淡々とした。風間監督率いる川崎フロンターレは１４日、ソウルのワールドカップスタジアムで開かれたアジアサッカー連盟（ＡＦＣ）チャンピオンズリーグ決勝トーナメント１回戦第２戦で２対１で勝利を収めた。前半８分にＦＣソウルのエスクデロに先制ゴールを決められたが、前半２９分の小林悠の同点ゴールと後半アディショナルタイムの森島康仁の連続ゴールで試合をひっくり返した。しかしホームでの第１戦で２対３で敗れた川崎は勝負を４－４の原点に戻したがアウェーゴール数の差で敗退した。風間監督は残念がりながらも「ソウルに勝ったことに意味がある」として希望を見いだした。

――試合の感想は。

「選手はよくやった。１点差で敗れ残念だ。ソウルとの試合で勝ったという自信を持ちＪリーグでがんばりたい」

――１点差で負けて残念というが、どこが不足していたか。

「攻撃的に上がらなくてはいけなかった。単にゴール決定力が不足した。全体的に攻撃的にやりたかった」

――失点した部分は。

「失点はいつでもありえる。川崎は普段のように攻撃的にした。攻撃的に出て失点したとみる」。