【コラム】3種が無い韓国野党(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.22 18:48
当時、3人の金氏(金大中・金泳三・金鍾泌、以下三金)の威勢は堂々としていた。地域感情のおかげだ。「長く政治をしていれば当選する」という冷やかしが出るほどだ。功績の多い三金政治が清算対象になった理由だ。しかし、まだ彼らを象徴する偽の旗を盾にし、変化を拒否する勢力がある。
三金には確固たる支持層があった。盧武鉉 (ノ・ムヒョン)元大統領、朴大統領がそのような支持層を持つ最後の政治家だ。しかし、そのような力があるから時には化粧をし、新しい試みもできた。民主正義党2中隊だった民主韓国党を水の泡のごとく吹き飛ばし、選挙ごとに半分近く入れ替えを行い、常に党を改造してきた。しかし、もうそのような力はない。新しい秩序もない。その力の空白を占めようとする幼稚な派閥争いだけが残った。金大中・盧武鉉元大統領が残した遺産の本質は無視しながら殻の偽旗だけ高く掲げている。