【グローバルアイ】尻尾に胴体振り回される韓国と米国の野党
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.22 13:28
最近の米共和党指導部の政治知能は鳥類に近く見える。大先輩ニュート・ギングリッチ元下院議長が1995~96年に21日間連邦政府閉鎖を主導し身を滅ぼした教訓をこれまですっかり忘れていたということか。ギングリッチ氏はジョン・ベイナー現下院議長のメンターでもあった。師匠の前轍をどうして一寸の誤差もなく踏むのか! 常識的にはまったく納得が行かない三流コメディの裏には米国のよじれた政治構造がある。
最近米国の地方色は韓国の嶺南(ヨンナム)と湖南(ホナム)に劣らない。有色人種が多い海岸部の大都市は民主党、白人が大多数である内陸部は共和党の牙城にくっきりと分かれた。味方同士が集結すれば常に極端という尻尾が胴体を揺さぶるものだ。中道・実用主義は立つ場所がなくなり極端主義が幅を利かす。党内少数派の極右保守「ティーパーティー」に共和党が振り回されている理由だ。