「金正恩氏が掌握できない市場に制裁がどのような影響を及ぼすか見守る必要がある」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.13 13:13
北朝鮮の経済専門家である米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のステファン・ハガード客員教授は12日「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長は多くのことを統制できるが、市場を掌握することはできない」とし「制裁の効果は市場を通じて作用し、制裁が市場にどのように影響を及ぼすかが最も重要だ」と話した。
彼はこの日、ソウル都染洞(ドリョムドン)の外交部庁舎で中央日報とのインタビューを通じて前日、国連安全保障理事会を通過した新たな対北制裁決議2375号に対してこのように話した。彼は「北朝鮮問題を解決する魔法の弾丸があるのではなく、多少成功の可能性がある戦略を作り出すのが重要だ」とし「制裁の目的は北朝鮮を再び交渉のテーブルに戻らせるだけでなく、核兵器プログラムの開発を継続するためにはより高い費用がかかるようにすること」と説明した。