中国「半導体自給」加速化…2年後にメモリー供給過剰が懸念される(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.18 14:48
このような政策と投資は相当な成果を上げている。システム半導体の分野で中国企業2社がが世界20位入りを果たし、ファウンドリー分野でも2社が世界10位にランクインした。また、システム半導体の設計を手がけるファブレス企業も2015年736社から2016年1362社に急激に増えた。この企業の売り上げは177億ドルで世界市場の11%を占めており、米国・台湾に続く世界3位の水準だ。このような量的成長はモノのインターネット・自動運転自動車・拡張現実(AR)とバーチャルリアリティ(VR)など新産業の成長の可能性を予想し、情報技術(IT)の主導権を握るための戦略的投資による結果だ。
研究開発の人材も急速に増加している。上位20位のシステム半導体企業の人材は計2万人で、韓国全体のシステム半導体企業の従事者の約4倍だ。2014年には100人以上の人材を保有した中国のファブレス企業は328社であり、500~1000人規模の人材を保有した中堅企業も42社に達することが分かった。今年上半期を基準に韓国全体のファブレス企業が200社に及んでいないということを考えると、規模の差が実感できる。