「韓国のスタートアップ環境、世界の流れに5年先んじる」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.15 16:09
日系VCであるグローバル・ブレインを運営する百合本安彦代表も「韓国はグローバル携帯電話メーカー2社をはじめとする巨大なモバイル生態系を持つ国」として「韓国のスタートアップはすでにこうした強みを活用している」と話した。グローバル・ブレインには日本第2位の通信社KDDIや日本政府なども参加している。
百合本氏は、韓国の若い創業家に対して「日本のスタートアップよりもコミュニケーション能力がとても優れていて、はるかにグローバルだ」と評価した。韓国の青年たちの情熱と実力に注視した彼は、昨年開かれたbeLAUNCH2013で、モバイルデータ分析企業「5Rocks」のイ・チャンス代表に会って25億5000万ウォンを投資し、日本進出も支援した。今回の訪韓でもグローバル市場に進出中のVCNCに投資を発表した。VCNCは、カップルだけで利用するソーシャルネットワークサービス(SNS)「Between(ビットウィーン)」を開発した会社だ。Betweenは現在、日本だけで100万人以上がダウンロードするなど全世界で700万人以上のユーザーを確保した。百合本氏は「実力のある韓国スタートアップが日本やグローバル市場に成功裏に拡大していけるように多様なパートナーを紹介して支援するつもり」と話した。パク・ジェウクVCNC代表は「海外VCの投資を受ければ、有望なスタートアップという認定を受けたも同然なのでグローバル進出にとても有利だ」と話した。