ウォン為替レート、十分に引き上げてこそ韓国経済が生きる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.20 14:28
「軟着陸、中所得国の罠、早老化、ナッツクラッカー、サンドイッチ危機、日本化、失われた10年…」。韓国経済の将来についての警告音が相次いでいる。韓国政府が4%まで予想していた今年の成長率展望値は2%台に大きく後退した。雇用・資本・生産性がますます一緒に萎縮する「3退現象」で中長期の成長潜在力である潜在成長率も3%前後に座り込んだ。
成長率の展望値と潜在成長率が減少する要因も複雑だ。ギリシャ事態、中国の景気鈍化など対外要因やMERS(中東呼吸器症候群)、与野党対立、各団体(労組含む)の利己主義など対内要因が複合的に作用しているためだ。経済変数を統制変数と形態変数に分けると、統制不可能な形態変数が多くて韓国経済の将来をさらに暗くしている。