【社説】北核政策を徹底して挑発を防ぐべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.30 17:19
28日に朴槿恵(パク・クネ)大統領の国連首脳外交が終わったが、期待とは違い、北朝鮮の挑発抑制に関して明確な成果は見えない。朴大統領は国連総会で演説し、地球村の核問題解消のための最優先課題が北核解決であることを浮き彫りにした。しかし米国・中国など主な関連国からは、北朝鮮の挑発時の追加制裁約束など手につかめる抑制策を引き出すことができなかった。現在、南北は離散家族再会のための接触を進めているが、北朝鮮の核問題は議論されていない。ようやく回復した南北対話ムードも、北朝鮮がミサイル1発でも発射すれば一気に壊れてしまう薄氷のような状況だ。
このような局面では、南北はもちろん、北核問題と密接に関係している米国と中国が積極的に取り組まなければならない。しかしオバマ政権はイランの核問題、近づく選挙のため視線が他のところに向いている。唯一北朝鮮に影響力を及ぼせる中国の態度もはっきりしない。