<韓国再・補欠選挙>野党を審判…与党、15議席中11議席で圧勝(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.31 09:19
7月30日の再・補欠選挙で全羅南道順天(チョンラナムド・スンチョン)-谷城(コクソン)地区に出馬したセヌリ党の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)候補が、韓国政治史に残る大異変を起こした。朴槿恵(パク・クネ)大統領の最側近の李候補は30日の開票の結果、得票率49.4%を記録して40.3%にとどまった新政治民主連合のソ・カプウォン候補を抑え当選した。セヌリ党が前身である民主党時期まであわせて湖南(ホナム)から国会議員当選者を出したのは1996年の15代総選挙(カン・ヒョンオク元議員の当選)以来18年ぶりだ。李候補は故郷である谷城での票集めを基に開票序盤から先んじ、ソ候補の故郷である順天でも優位に立った。牙城だった湖南ですらセヌリ党に議席を明け渡したほどに新政治連合は今回の再・補欠選挙で徹底的に民心から敬遠された。セヌリ党はこの日、再・補欠選挙の15地区中、11対4で新政治連合を圧倒した。セヌリ党の議席数は147席から158席に増え、院内過半数を余裕で上回った。新政治連合は130席になった。
与党が再・補欠選挙でこれほどの大勝をおさめたのは88年の小選挙区制導入以来初めてだ。政界では野党の惨敗原因について▼指導部の無原則な公認論争▼セウォル号惨事を過度に政治イシュー化したことに伴う世論の逆風▼地方選挙に続き再び政権審判論だけに依存した選挙戦略▼国政の足首をつかむようなイメージなどを挙げている。