「明日の勝ち点３点はわれわれにどれほど重要なものか自覚している。 貴重な勝ち点３点を得るために、選手全員が最後まで全力を出し切る覚悟だ」（キム・ジョンフン北朝鮮監督）

「ゴール決定力が問題だ。 明日はゴールを入れてこそ勝つ。 ゴールを入れる覚悟ができている」（許丁茂監督）

南北（韓国・北朝鮮）戦を翌日に控えた３１日、許丁茂（ホ・ジョンム）監督とキム・ジョンフン北朝鮮監督がソウルワールドカップ（Ｗ杯）競技場で公式記者会見を行った。

インタビューの進行を担当したイ・ウォンジェ・サッカー協会広報部長は事前に記者らに対し、「政治的な質問は受けない」と述べた。 ミサイル政局の微妙な状況で、サッカーを政治と結び付けないでほしいということだった。 実際、「サッカーが南北関係の改善にどう役立つと考えるか」という海外記者の質問は受け付けられなかった。

キム監督は短く回答することが多かった。 「チームの雰囲気がどうか、普段は守備的な北朝鮮だが、明日はどのように変わるのか」という質問に対しては、「明日の試合を見れば分かるだろう。 選手の士気は高い」と答えた。 北朝鮮チームの練習過程を尋ねると、「われわれは朝鮮人民民主主義共和国だ。練習の過程はここでは話さない」と言い放った。 「韓国で警戒する選手は」という質問に対しても、「私は試合前の論評は好まない。 試合を見ればいい」と話した。

許丁茂（ホ・ジョンム）監督が北朝鮮代表について「チームが機能的で、選手全員の集中力とチームワークがよい。 鄭大世（チョン・テセ）をはじめ、洪映早（ホン・ヨンジョ）、ムン・イングク、パク・ナムチョルの攻撃力が高い。 体力があり、守備では数的に優位を確保する」と称賛すると、これに対する答礼として、キム監督は韓国について「これまでも強く、今も強い。 一言で言えば肉体的に強く試合経験が豊富なチームだ」と話した。

南北ワールドカップ（Ｗ杯）同伴進出については、許監督が「分断しているがＷ杯に同時に進出すれば、これは大きな誇りであり光栄なことだ。 お互い努力して一緒に行ければよい」と話すと、キム監督も「私も良いことだと考える」と語った。