【社説】審判の日、ただ国民だけを見よ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.09 09:16
歴史的な審判の日だ。午後に国会は朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾訴追案を採決する。47日間、国は広場のろうそく集会と議会、大統領という「3重権力」のリーダーシップ不在を迎えている。大統領の「来年4月の退陣・6月の大統領選挙」という政治的代案が拒否された間、混乱と政略の中で共同体の運命と未来はさまよった。崔順実(チェ・スンシル)国政壟断事態は今日、大統領弾劾という唯一だった法的解決の転機を迎えることになった。これまでの混沌を払拭する契機にしよう。
弾劾訴追案を発議した議会は、崔順実、チャ・ウンテク、金鐘(キム・ジョン)など国政をかく乱した「見えざる手」がすべて朴大統領という太い腕にぶらさがって動いたと見た。大統領が「秘線」崔順実を国政・人事に介入させ、私益を追求するよう権力を乱用したと指摘した。私企業に金品を強要し、市場経済の秩序を破り、これを「賄賂」といった。「セウォル号7時間」も国民の生命を守れなかった職務放棄として含まれた。憲法の政治的守護者の大統領が「民主共和国の憲法と法律を広範囲かつ重大に違反した」と主張した。