「ふとんの中で韓国放送を聴きながら脱北準備」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.05 11:11
脱北者は携帯電話で海外にいる知人と通話もしていた。一部の脱北者は日本政府の調査過程で「中国国境地域に行けば携帯電話の電波がよく入る。このため携帯電話で(すでに脱北した)親せきと通話した。郵便物をやり取りも可能だった」と述べた。今回の脱北者9人の中には、発見当時に携帯電話を所持していた人もいたという。
脱北者は使用した木造船を住んでいた村の近くに隠していた。こっそりと燃料を少しずつ木造船に運びながら、脱北Dデーを待っていたことが分かった。脱北者のうち責任者という男性は日本政府に「人民軍に所属しているが、主に水産基地でミズダコ・イカ漁をしていた」と述べ、別の一人は「闇市場に物を持ち出して売り、ある程度の収入があったが、子どもの将来を考えて脱出した」と話したという。