１－３月期の韓国の輸出増加率が世界１０大輸出大国のうちで１位だったことが分かった。

２１日、世界貿易機関（ＷＴＯ）によると、ことし第１四半期の世界の主要７１カ国の輸出額と輸入額を合わせた全体貿易額は７兆６６７０億ドル（約８５３兆円）で、昨年同期比１０．４％増となった。

韓国の輸出は１０大輸出大国のうち、最も速い回復を示した。韓国の１－３月期の輸出額は１３２３億ドルで、昨年同期に比べると１４．９％伸びた。

同じ期間、世界最大の輸出国である中国の輸出額は４８２７億ドルで昨年同期比８．２％増、世界２位の米国の輸出額は３７２９億ドルで７．３％増となった。３位のドイツは３４０７億ドルで前年同期比４．８％、４位の日本は１６７４億ドルで１０．２％、５位のオランダは１５１４億ドルで１２．０％それぞれ伸びた。

韓国貿易協会国際貿易研究院は、韓国の輸出が本格的な回復に入ったという自己分析を出した。同研究院が２１日に出した「２０１７年韓国の輸出回復と持続可能性に関する診断報告書」で、「輸出の増加は、国際原油価格の上昇に加えて前年度の不振に伴う基底効果が作用した側面がある」としつつも「だが、世界の景気回復によって主力品目である半導体、ディスプレイ、鉄鋼製品の輸出が全体増加に４４％の寄与度を示すなど、趨勢的な要因がより大きく作用した」と分析した。