【社説】中国のデジタル崛起は他人事ではない=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.11.12 13:15
今年で9回目を迎える「双十一」の勢いが恐ろしい。この行事は中国のアリババが独身男女対象のショッピングイベントとして始めた。今年も取引額が28秒で10億元、3分で100億元を超えた。この日の売り上げは1500億元近くに達し、米国のサンクスギビングデー(毎年11月最終木曜日)の翌日に始まるブラックフライデーの売り上げの3倍を超えた。
中国がオンライン・デジタル分野で米国だけでなく情報技術(IT)強国と自他が認める韓国を凌駕したのはすでにきのうやきょうののことではない。最近中国を訪問する韓国人は飲食店や商店で現金を受け付けない点に驚いたりする。さらに露天商やタクシーですら現金を差し出せば「アリペイやウィーチャットペイはないか」と質問されるのが常だ。インターネットポータルから始まったアリババはオンラインショッピングに続きモバイル決済に領域を広げた。ゲーム会社だったテンセントは加入者5億人のモバイルメッセンジャー「ウィーチャット」を基盤に急成長した。両社の時価総額はそれぞれサムスン電子に匹敵する。