７月末に開かれた国家対抗戦インターナショナルクラウンに出場した韓国代表４人のうち３人（柳簫然、崔羅蓮、朴仁妃）が今大会で１－３位を占めた。朴仁妃と柳簫然は当時プレーオフで米国に勝利するなど４勝１敗をマークした。国家代表として競技しながら普段より高い集中力が生まれ、そこに自信が加わってゾーンに入ったという解釈が可能だ。当時成績が良くなかった崔羅蓮も朴仁妃のＬＰＧＡチャンピオンシップ優勝など同僚の善戦に刺激を受け、没入状態に入ったという分析もある。しかし自信はしん気楼のようなもので、すぐに消える可能性がある。柳簫然は第４ラウンド１０番でミスをした。１５番ではキャディーのクラブ選択ミスでグリーンを越えた。

すると以前とは違う自信を欠いた表情が見られ、ボギーをたたいた。ファレロは「競技が上手くいっていても自分に対する信頼がなければ心配になり、悪い結果が出る。ショットをする前に次のショットを視角化し、明確に描いておく必要がある」と述べた。

柳簫然は自分を信じることで再びゾーンに入った。柳簫然は「パットコーチのデビッド・スタクトンと話すと、技術を教えるのではなく、負担を感じずに気楽に打つように言われた」と語った。柳簫然は１６番でバーディーパットを沈め、安定を取り戻した。

昨年のＬＰＧＡツアーはカナディアン女子オープンを「コナディアンオープン（Ｋｏｎａｄｉａｎ　ｏｐｅｎ）」と紹介した。“天才少女”リディア・コ（１７、ニュージーランド）が２連覇し、選手の姓を大会の名前に付けたのだ。今年のカナディアン女子オープンは韓国選手が１－３位となり、「コリア（Ｋｏｒｅａ）」という国名からもう一つの「コナディアンオープン」となった。

柳簫然は「その間、誰よりも頑張ったが、優勝できなかったという失望感のためつらかった」とし「パットのリズム感を取り戻したのが優勝の原動力となった。残りのメジャー大会のエビアン選手権と国内で開かれるハナ・外換銀行選手権で優勝したい」と語った。


＜ＬＰＧＡ＞カナディアンオープン上位３位を韓国人選手が独占（１）