【コラム】韓国経済での「ワンチーム、ワンスピリット、ワンゴール」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.18 13:56
今日、韓国の国家代表サッカーチームがロシア代表チームを相手に2014ブラジルワールドカップ(W杯)で最初の試合を行った。国民皆の願いを込めて、韓国サッカーチームの善戦を祈っていた。国民が、韓国のサッカーチームに期待するのはひたすらに“勝利”だけではない。試合結果を問わず選手たちが渾然一体となって堂々と後悔のない試合を繰り広げることだ。そのような情熱と闘魂だけでも国民は大きな感動をもらい励みになる。洪明甫(ホン・ミョンボ)代表チーム監督は就任後初めての公式の場で、選手たちに「ワンチーム、ワンスピリット、ワンゴール(One Team、One Spirit、One Goal)」を明らかにした。1つになったチームで1つの精神と目標を持って走ろうということだ。今、韓国代表チームに必要なことも、まさにこのような心がけだ。
韓国サッカー代表チームの善戦と同じぐらいに国民が切実に熱望していることがもう1つある。まさに「経済が生き返ること」だ。ほとんどすべての世論調査で常に最初に挙げられる国政課題が「経済の再生」だ。国民はそのまま数字上に表れる成長率の向上ではなく、暮らし向きが良くなることが手や肌で感じられることを望む。朴槿恵(パク・クネ)政権の第1期経済チームトップの玄オ錫(ヒョン・オソク)副首相兼企画財政部長官は、離任の記者会見で「経済回復の火種を生かしたが、(国民が)自分の子供がいい職場に就いて自分の店がお客さんで賑やかになるように(経済回復を)肌で感じるべきなのに、それができずに残念だ」という所感を明らかにした。