【中央時評】中国の下心(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.20 12:52
中国政権は堅実そうに見えるが、政治的全体主義と経済的自由主義が結びついた中国体制は深刻な矛盾を抱いている。特に、共産党政権の利害と社会全体の利害が食い違う部分が大きくなる。北朝鮮政権の保護もそのような部分の一つだ。北朝鮮政権の崩壊は中国社会に良い影響を広く及ぼすだろうが共産党政権は当座の生存を心配させられる。
だから中国政権は中国にお荷物にしかならない北朝鮮政権を大きな費用をかけて支える。その事実を認めることはできないから、彼らは下心を隠そうとありとあらゆる演技をすることになる。北朝鮮に対する自身の影響力がそれほど大きくないといつも強調し、さらに北朝鮮の侮辱的接待を買って出る。北朝鮮が閉鎖的だから経済的制裁も効果は期待しにくいという論理も展開する。北朝鮮の脅威を防止する「THAAD」が中国を威嚇すると言いがかりをつけて論点を曇らせる。