<インタビュー>市民意識の欠乏が韓国の根本問題…民主主義に近道はない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.04 11:32
チャン=ドイツ式の市民政治教育を連想させる提案だ。だが韓国社会や制度政治圏が果たして市民政治教育の方向性や原則に合意できるだろうか?
宋=そこには2つの意味がある。1つは市民という言葉自体が進歩的なニュアンスを有しており、政界で市民政治教育プログラムを通過させるのに途方もない障壁があるという点だ。もう1つは万が一通過しても、そのプログラムに政治的指向が介入すれば抵抗が多いだろうという点だ。ドイツの「ボイステンス」合意は参考に値する。ドイツが1956年に政治教育原法を作りながらつくった最初の原則が「絶対に政治的な話はしないこと!」だった。すなわち偏向的にどちらか一方をとり入れることは止めようというのが第一原則だった。