【コラム】韓国の貧困児童も共に助けよう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.08 16:47
そしていつからか韓国でも、アフリカのような海外の児童救護に寄付の参加を促すキャンペーンにしばしば接することができた。韓国も以前とは違って経済的にかなり潤ったので、絶対貧困を経験している世界のあちこちの子供たちを助けるのは立派で意味あることだ。そこに私の願いを1つを加えるならば、海外の子供たちを助けながら、どうせなら韓国の子供たちも忘れないでおいてくれたら良いということだ。
韓国保健社会研究院によれば現在、基礎保障受給者の家庭に選ばれなかった福祉の死角地帯に置かれている韓国の貧困児童の数字が何と68万人にもなるという。この子供たちは受給家庭の子供たちよりもはるかに劣悪な環境にさらされている。例えば身体的・心理的な児童虐待が受給を受けられない次上位家庭で最も深刻に起きており、平日の勉強時間も貧しくない家庭の児童の3分の1程度にしかならない。しかもさらに深刻なのは心配事がある時に相談する人がいるかという質問に、福祉の死角地帯にいる子供たちは「誰にも相談しない」という回答が最も高く出てきた。