「永遠の敵はいない…平壌にキューバを見ろということ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.19 11:34
米国が半世紀ぶりにキューバとの敵対関係の清算に出て、米朝関係にどんな影響を及ぼすのかが注目されている。米国・キューバの関係正常化をレガシー(legacy、政治功績)として残そうとするオバマ大統領の今後の対北朝鮮政策の方向性と北朝鮮の対応いかんによっては、米朝関係が変曲点を迎える可能性もある。中央日報は17日(現地時間)、米国の対北朝鮮専門家8人を通じて米・キューバ国交正常化が北朝鮮に与える含意と今後の米朝関係を緊急診断した。
ビクター・チャ米戦略国際問題研究所(CSIS)韓国部長は、キューバとの国交正常化宣言について「北朝鮮が非核化の約束を履行する日程の段階を踏めば、何でも可能だという意味」と解釈した。彼は「オバマ政権が北朝鮮に与える信号は明らかであり、ミャンマーを見て、今こそキューバを見ろということ」と強調した。国際社会で孤立したミャンマーは2012年、オバマ大統領が訪問して米国との関係正常化に成功し、国際社会の支援も受けた。キューバのラウル・カストロ国家評議会議長はこの日の声明で「経済・金融制裁は我が国に深刻な損害を及ぼしただけに、中断されなければならない」として経済再建が国交正常化の背景であることを示唆した。