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【社説】「核兵器がない世界」の理想と現実(2)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.05.29 13:02
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決意とは異なり、オバマ大統領は核兵器がない世界にむしろ逆行しているという非難まで受けている。今後30年間に実に1兆ドルをかけて米国が持つ核兵器を近代化する超大型プロジェクトに着手したためだ。そのうちのひとつが小型精密誘導核兵器であるB61-12の開発だ。既存核兵器より爆発力は大幅に減らす代わりにレーダーと衛星航法装置(GPS)を装着することにより付随的被害を最小化し、目標物を正確に打撃できる一種のスマート核爆弾だ。「絵に書いたもち」と変わらない核兵器を実際に使用可能な武器に変えるプロジェクトだ。合わせてロシアと中国も核兵器の近代化作業に乗り出し核戦争のリスクが減るどころかむしろ大きくなっているという指摘だ。

核問題の3大核心要素は核軍縮と非拡散、核安全だ。イランとの核交渉妥結は非拡散分野でオバマ大統領が収めた成果であることに間違いないが、北朝鮮の核問題はかえって悪化している。北朝鮮の無謀な核とミサイル開発がもちろん大きいが、「戦略的忍耐」という名前で事実上放置しておいた米国の責任も小さくない。核兵器と核物質の安全な管理のためにオバマ大統領は核安保首脳会議を4回も開いたがロシアの不参加などで特別な結実は得られなかった。米国防総省が使う核指揮・統制システムにまだ1970年式のIBMコンピュータとフロッピーディスクが使われているという事実は米国で核安全がどれだけ粗末に扱われているかを示す端的な事例だ。

 
専門家らは広島と長崎以降71年間核戦争がなかったことは「純然な幸運」と指摘する。核兵器が存在する限り意図と関係なく使われる可能性を排除し難い。人間のミスやシステムエラー、判断錯誤はいつでも起きる恐れがある。人間の善意と知恵を信じて核戦争の可能性を排除するのは極めて危険で安易な発想だ。

核兵器がない世界の夢は美しいが現実はますます理想と遠ざかっている。オバマ大統領の広島演説がむなしく聞こえる理由だ。オバマ大統領は言葉ではなく行動で核兵器がない世界へ進む道を開かなければならない。残った任期の中でも上院を説得し包括的核実験禁止条約(CTBT)を批准し北朝鮮との交渉にも乗り出さなければならない。(中央SUNDAY第481号)


【社説】「核兵器がない世界」の理想と現実(1)

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