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【コラム】「例外性の罠」からの解放を模索しながら=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.25 11:51
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例外性の克服のためには例外的な発想による解決策および戦略を模索するしかないと、高麗大のイム・ヒョクバク教授は近著『韓半島と東アジアの安保と平和』で主張した。イム教授は機能主義的な交流、交換、貿易の波及効果が地域共同体を作り出した欧州の場合とは違い、韓半島では対峙状態の持続という逆流効果だけをもたらし、こうした例外性から脱離するためにはより創意的な開放性に立脚し、南北膠着状態からの出口戦略が急がれると指摘する。

そのために、2012年に死去した社会科学者アルバート・ハーシュマンの不可能性から可能性を、絶望から希望を見いだす独自の理論に注目する必要があることを、イム教授は強調している。社会科学のいくつかの分野に大きな影響力を及ぼしたハーシュマンの理論を援用するというのは決して容易でないことだ。しかしイデオロギー的な確実性や常套的な理念の枠から果敢に抜け出し、開かれた開放主義と懐疑的折衷主義の立場に立つことになれば、状況の奇異性や変則性からむしろ予測できなかったり意図しなかった効果を見いだせるという彼の立場は、もどかしい南北対峙に縛られている我々に示唆することが少なくない。

 
第2次世界大戦が残した最後の宿題である韓半島分断状況はとりわけ例外性が強い問題だ。したがって統一された民族共同体を建設するためには、例外的な政治的一括妥結が南北間、そして関係国間になければならない。そのための創意的かつ果敢な努力は我々から始めるしかないだろう。我々の社会が相対的に自由なら、それだけ創造力が発動する余地が大きいはずであり、早くにグローバル化と民主化の過程で妥協と合意の生産性を経験した側が先に動き出すことが自然な順序といえる。

今日の韓国社会は怒りに禁じえないほど四方に不正・腐敗・暴行など失望的な状況が形成されている。しかし100万の大軍が休戦ラインを挟んで60年以上も対峙している極端な例外性にひるまず、粘り強く平和と統一を目指しているこの民族を、天下大乱に苦しむ今日の地球村で誰も簡単に背を向けることはできないだろう。「例外性の罠」からどうにか抜け出そうとするわが民族の自尊心と苦闘が、韓半島とアジアの平和時代の扉を開く歴史的飛躍を可能にすることを期待してみる。

李洪九(イ・ホング)元首相・中央日報顧問


【コラム】「例外性の罠」からの解放を模索しながら=韓国(1)

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