乾パンの製造に食品添加物として使われる炭酸水素アンモニウムからメラミンが検出された。食品医薬品安全庁(食医薬庁)は20日、マレーシアに輸出された中国産の炭酸水素アンモニウムからメラミンが検出されたという情報を受け、韓国に輸入された中国産製品を検査した結果、603ppmのメラミンが検出されたと発表した。
炭酸水素アンモニウムは菓子やパンを作る際に膨張剤として使われる。問題となっている中国産製品は韓国に約20トン輸入され、このうち19.5トンは廃棄、押収されている。約0.4~0.5トンが乾パン業界1位の株式会社「ヨンヤン」に供給された。