【海外コラム】核兵器では安保を保障できない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.06 14:06
真相をいえば、核保有国のうち核兵器を最終的に除去することを望む国はない。主な理由は冷戦の論理と言語が今でも力を発揮しているからだ。もちろん一部の国の場合、対外的な地位と特権という要因もこれと関係しているのは明らかだ。軍縮を目指すオバマ大統領の希望的な美辞麗句はまさにこうしたレベルにとどまっている。
核保有国のうち自国の核兵器の廃止はさておき、数だけでも大きく減らすという計画を提示する国も全くない。これらの国の核兵器保有量、核分裂物質備蓄量、軍現代化計画、すでに発表したドクトリン、すでに知らされた配備慣行などのすべての要素は一方向を示している。核兵器を無制限保有することであり、これらの武器が自国の安保政策で役割を果たし続けることを前提としている。