【海外コラム】核兵器では安保を保障できない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.06 14:05
4月22日から5月3日までスイス・ジュネーブには、2015年に開催される核拡散防止条約(NPT)検討会議に備えて189カ国の代表団が集まった。今日、意図的に核戦争を起こす国は事実上存在しないという点に同意しない代表団は少ないだろう。しかしあきれることに、今日の核関連政策では30年前の冷戦時代の計算法が横行している。核抑止力の論理と相互確証破壊の力学から抜け出すことができないのだ。
ロシアは自国の核ミサイルが米国の先制攻撃によって地上で破壊され、自国の報復能力が米国のミサイル防衛網によって弱まるのではと心配しながら、追加の軍縮会談に消極的だ。また約1000基にのぼる戦略核兵器を数分以内に発射できる非常待機状態で維持することに固執している。