FTA特恵関税で欧米に輸出した開城工業団地製品はゼロ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.25 09:06
先月1日、ソウルの韓国貿易協会で開かれた開城(ケソン)工業団地入居企業向けの自由貿易協定(FTA)活用説明会。20社余りの参加企業のうち9社が関税士の相談を受けた。韓国が締結したFTAで特恵関税を適用され輸出する道があるのか確認するためだった。しかしFTAの恩恵を受けられる企業は1社もなかった。
産業通商資源部と関税庁、開城工業団地企業協会などが24日に明らかにしたところによると、これまでに開城工業団地の製品がFTA特恵関税を適用され海外に輸出された事例は皆無だった。開城工業団地は韓国がFTAを締結する度に“深刻な問題”として浮上した。開城工業団地製品を韓国製と認めてもらうために他分野での譲歩を甘受したりもした。しかし核開発と関連した北朝鮮制裁と現実を反映できない品目選定のため難しく、妥結したFTA特恵関税制度が開城工業団地企業の輸出には“絵に書いたもち”になっている。