【経済view&】韓国ドラマの反企業情緒(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.30 17:01
皮膚がんで余命3カ月という宣告を受けながらも、不渡りを出した会社を必死に再生させた大企業会長、儲けはないが途上国に必要な技術を開発して世界に寄付するなど、韓国企業列伝は今でも現在進行形だ。 ドキュメンタリーで見ても興味深い。
今はもう大企業非難一色から抜け出し、企業家の功労も認める雰囲気が形成されることを望む。 過去にかつらと履き物を作った国がスマートフォン・自動車強国になったのは、まさに大企業が挑戦的な企業家精神を発揮したおかげだ。 総帥の支配力は、新しい事業に対する冒険的な研究開発(R&D)と設備投資を持続させる原動力だった。 大企業が競争力を高め、海外から多くを受注したおかげで、中小企業の仕事と雇用も増え、経済が発展してきたという点もきちんと理解する必要がある。 先日、進歩性向の経済学者ジェフリー・サックス米コロンビア大教授でさえも「韓国の大企業は技術革新、グローバル化で最も先導的で成功的な組織」と評価したではないか。