<チャイナインサイト>インターネット管理の手綱引き締める中国…韓流事業は安全なのか(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.06 16:30
インターネット世論を掌握しようとする習近平の野心は2014年2月に「党中央インターネット安全・情報化指導小組」を新設したところによくあらわれている。小組の組長を習近平が直接つとめ、副組長には李克強首相と党序列5位として宣伝と理念を担当する劉云山が任命された。習近平は「インターネットの安全なしに国家の安全はなく、情報化なしに現代化はありえない」と話して新聞などの伝統メディアはもちろん微博や微信(中国版カカオトーク)などのソーシャルネットワークサービス(SNS)に対する管理を強化している。
反発もある。先日発生した中国不動産財閥の任志強の微博アカウント閉鎖はとても象徴的だ。任志強は習近平の経済策士として知られる劉鶴と親しい関係だと言われている。不動産業界の大手で2010年には中国の「年俸王」の座に上がった。問題は「中国のドナルド・トランプ」と呼ばれるほどに歯に衣着せぬ彼の発言だ。ニックネームが「任大砲」で人気が高く、微博のフォロワーだけで3700万人に達する。そんな彼が習近平の動きを批判に出た。